エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

ケイシー療法における除霊法:バイオレットレイ(2019年4月5日)

【ケイシー療法における除霊法:バイオレットレイ】

幻聴や幻覚、激しい感情の起伏、妄想、執着など、ある種の疾患の中には、憑依霊が原因になっている場合があります。霊を否定する現代医学はこのようなケースを適切に扱うことができませんが、エドガー・ケイシーは憑依している霊を取り除く方法をいくつか指示しています。その中で、もっとも簡便な方法が、バイオレットレイという電気機器を使う方法です。

バイオレットレイは、ケイシーと親交のあったニコラ・テスラの考案した「テスラコイル」を用いた電気機器です。表向きは美顔器として販売されることが多いですが、エドガー・ケイシーはこれを驚くほど多数の疾病治療に活用し、卓効を上げました。

さまざまな活用法の中の一つが、憑依霊に対するものです。特に、頸椎1番、頸椎3番、胸椎9番にそれぞれ1分くらい当てると、憑依していた霊が嫌がって出て行くとされます。これを4週間くらい行い、その間に、本人が意識を高める努力をすると、憑依霊から自由になるとされます。

ちなみに、来週(4/12)金曜日に、愛知県岡崎市でこの電気装置の活用を中心としたケイシー療法の講座を行います。実際のバイオレットレイを持参して皆さんにデモンストレーションする予定です。ご関心のある方はご参加下さいませ。詳細はこちら↓です。

https://www.facebook.com/events/397167934400338/

また、ARE/ケイシー財団のドクターで、先日来日して講習していただいたJ.P.アモンテ先生によるデモンストレーションもYouTubeに上がっていましたので、こちらもご参考にして下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=lkEPV7nhQRQ

 

せっかくですので、憑依霊の除霊にバイオレットレイを指示したリーディングを1件ご紹介致しましょう。

この若い男性は、幻聴、幻覚に悩まされ、また、ありもしない出来事を自分で作り上げ、それで苦しめられていました。ケイシーにリーディングを依頼した頃は、FBIに追いかけられているという妄想に取り憑かれ、家族の人達もほとほと疲れ切っていました。

ケイシーは、この人を催眠状態に入れた後に、バイオレットレイで頸椎1番、頸椎3番、胸椎9番に電気的刺激を施すように指示しました。

ケイシー療法の除霊法は他にもいくつかありますが、バイオレットレイを用いるのが一番簡便です。いざという時にお役立て下さいませ。

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ガートルード:あなたはこれからこの人の体を注意深く徹底的に調べ、現時点であなたが見出す状態を私に知らせます。現在の状態をもたらしている原因を述べ、この人を助け治癒をもたらすアドバイスを与えます。私が行う質問にあなたは答えます。

ケイシー:よろしい、われわれはここに[3075]を捉えた。

われわれの見るところ、この身体を苦しめている状態は、病理学的な性質と同程度に心理的な性質を持っている。

病理学的には、妊娠中に存在した状態に関係があると言えるだろう。

心理的には、これらの状態は、この本人ならびにこの肉体に責任を有する人々のカルマに関係するものである。

それ故、時折、外部の影響力によって精神を占領されるに近い状態、つまり、肉体にない者[死者]による霊的憑依にきわめて近い状態になることがある。

もちろん、このように説明してみたところで、それを受け入れない人もいるだろう。しかし、いつか多くの人々が理解し、正しく解釈できるようになる時代が来るであろう。

次のような病理学的反応があるのをわれわれは見出す。

感覚系を通して受信される印象と脳の反射による反応との間の、肉体的な反応において、協調が確立されるような仕方で、これらの状態が存在していたために、われわれの見るところ、これらが時折、きわめて乖離分裂したものになっている。 交感神経的に受け取る印象や、視覚を通して、聴覚を通して、あるいは感覚を通して受け取る印象が、反応を起こす動機の力になっている。

そのような時は、憑依が起きかけているのである。

内部の脳そのものが被膜で覆われるために、これが(思考に)歪みを引き起こし、(思考が)正常な反射とは関連せず、暗示的な力によって受け取った印象に関連づけられてしまうのである。

それ故、われわれの見るところ、忍耐をもって行うならば、これら[の状態]は物質的に助けることができるかもしれない。

それ故、以下のようなことが勧められる。

ギャレットやクーンのような優れた催眠術師を選び、あるいは彼ら両方でもよいが、この人をそれらの影響[催眠状態]の下に置く。

そのような印象を実行することによって、潜在意識のこのような支配から覚醒させたなら、低電気の力を使って、この肉体の波動を変えるようにする。 ハンドヘルド型のバイオレットレイ装置で充分なはずである。 バイオレットレイのバブルアプリケータを、主に9番胸椎と3番頸椎、それに脳の基底部に当てる。 あまり長時間当てるのではなく、反射の関連づけを分離させるに充分なほど当てる。身体の正常な反応が回復されるにつれて、それはわずかながら生じるだろう。

この後で、穏やかなマッサージを行う。 それは、脳脊髄神経系に沿う個々の神経節を刺激するような形で刺激するのである。 より具体的に言うなら、脳脊髄神経系と交感神経系が、より大きな形態の神経節として協調している部位を念入りに行うのである。 これらの部位とは、われわれの見るところ、1番、2番、3番頸椎と、1番、2番、3番胸椎、9番胸椎、それに腰軸と尾骨中枢である。

われわれの見るところ、これら[の治療]によって、この肉体に存在するそれらの障害を排除するための反応を、この肉体にもたらす可能性が大いに増すだろう。

反応の特質は、他者の精神の影響下にある間に与えられる、暗示のタイプに大いに依存する。 われわれの見るところ、この人はよく反応し、この人が有用で信頼できる市民になるよう、他人に対して助けになるような人間になるよう、どのような水路に向けても導くことができるだろう。

この人は、自然に親しむような活動においてトレーニングされるべきである。しかし動物からは遠ざかること――動物と関係することは望ましくない。

穀物、穀物の成長、穀物のトラック輸送、あるいは果物、小さい果物、野菜――これらが活動の性質である。 これらは、見た目に地味であるが故に、この人にとって――そのような水路に導くなら――真に助けになる活動になるだろう。

質問を受け付ける。

(問)催眠術師が与える暗示のタイプについてアドバイスをお願いします。
(答)これは建設的なものでなければならないが、彼自身の感情をコントロールする方向に導く必要がある。

(問)バイオレットレイは1回にどれくらいの長さ照射したら良いですか?
(答)3分を超えてはならない。そしてこの3分をそれぞれの中枢に対して等分するような仕方で当てる。

(問)マッサージはどれくらいの頻度で行えば良いですか?
(答)催眠術師の治療は少なくとも週に2回か3回行うべきである。 バイオレットレイとマッサージは、その治療の後で毎回行うべきである。

(問)彼の母親はどのような仕方で彼の回復を助ければ良いですか?
(答)彼がこれらの指示された治療をきちんと受けられるように面倒を見ることである。

(問)彼がしばしば語っているように、異性関係がまったくないことが、彼の状態に何か関係していますか?
(答)これ(異性関係)は、精神をコントロールする人々が、指示された暗示を施すことによって、そのような関係について暗示を施すことで、周りに引き寄せることができるかも知れない。

(問)彼はどの地域で生活するのが一番合っていますか?
(答)治療を行う最初の2ヶ月から3ヶ月の間は、必然的に、その治療を実施する人々の近くに彼はいなくてはならない。 さもなければ、あるいはそれ以降は、土と密に触れ合うことのできる場所、そして必然的に都会から離れた所が良い。

(問)マッサージはオステオパシー的に行うべきですか。それとも、オステオパス以外の誰でも施術することができますか?
(答)人体の解剖学的構造を理解している者で、指示した部位の交感神経系と脳脊髄系を協調させる方法を知っている者であれば、誰でもよい。 これらの部位は、単に叩いたり、押すようにするのではない。 神経節――これは非常に小さいが――はこれらの様々な部位におけるネットワークのようなものである。 それ故、穏やかで、円を描くようなマッサージが必要である。 構造的な部分はときどきテコのように使うくらいで充分だ。 しかし、もちろん、構造部分にアザを作るほど強くてはならない。

(問)このようなマッサージを与える人として、あなたは誰を推薦しますか?
(答)それは、治療を手配する人々、この人に対して責任を有する人々が、選択しなければならない。

今回はこれで終わる。
(3075-1 M 24)

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