エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

治療をわずらわしい作業として行ってはならない!(2019年1月26日)

【治療をわずらわしい作業として行ってはならない!】

ここしばらく「てんかん」の治療法について続けて相談を受けたこともあり、いま、「てんかん」に関するリーディングを精力的に翻訳しています。

ある中3の男子は、生まれた時から激しいてんかんを起こし、てんかんの専門病院として日本でもっとも有名な他県の病院で数年間入院して治療を受けられたそうですが、治療の甲斐なく、地元に戻ってこられたそうです。

非常に強い薬で、てんかんの発作を抑えているそうですが、それでも週に1回くらいの頻度で大発作(硬直・痙攣)を起こして倒れるそうです。

現代医学は、てんかんを脳の障害だと考えているところに、てんかんを治療困難な疾病にしている大きな理由があります。ケイシーは、肉体的な原因としては背骨(特に頸椎1,2番か、仙骨・尾骨)の歪みにあるか、さもなければ、十二指腸付近の乳び管(中心リンパ管)の癒着にあるとしています。それらの障害が内分泌腺(最終的には松果体)を狂わせるとします。

なので、ケイシー療法では、てんかんを肉体面では整骨(オステオパシーとヒマシ油パック)で取り組みますが、しかし、てんかんは同時に、精神的・霊的側面からも取り組まなければなりません。これをお座なりにすると、効果がでません。

何のために治そうとするのか――自分の欲求を満足させるためなのか、神を称え、周囲の人々への祝福の水路となろうとするのか――その意識の持ち方が問われることになります。

てんかんで苦しむ13才の少女の両親に対して、リーディングは次のように告げました。両親は、娘さんのためにしばらくヒマシ油パックとオステオパシーを続けておられましたが、改善が止まってしまって、それを止めておられたようです。

(問)処方された治療、具体的にはヒマシ油パックとオステオパシーによる整体ですが、これらを7月末から中止しています。 これは、この人の改善を後退させたりするものになりますか?
(答)先ほど示したように、これは後退させるものになる。 このままでは、とても厄介な反応を生じるようになるだろう。 指示された治療を規則正しく実行することだ。 それらの治療を、何か形だけでも実行しなければならないもののように行ってはならない。もちろん、精神的にも霊的にもそうである。 なぜなら、神を「買収する」ことはできないからである。肉体的にも精神的にも霊的にも――どんな行為も自分だけの利益のために成そうとする意図は成り立たないからである。個人を益するのは、この人が(両親も含めて)霊的なものを現すための優れた水路になるという意図、地上に霊を現すための水路、《創造の諸力たる神》の目的を現すための水路になるという意図の他は、成り立たないからである。 それ故に、少なくとも定期的に行うことだ。 それが1ヶ月であれ2ヶ月であれ、2週間から3週間ほど休止期間を設けて、それから繰り返す。これを継続的に行うことだ。 なにか、面倒だけれども済ましておかなければならないものとして実行するのではなく、何か達成すべきものとして実行することだ。 達成される様子を自分の心の中に見出すことだ。 なぜなら、心は造り手であるからだ。 もし心がネガティブで疑っていたなら、どうして正しく造ることができるだろうか?
(2153-11)

ヒマシ油パックであれ、オステオパシーであれ、面倒くさいと思いながら実施すれば、そこに神の恵みを望むことはできません。ボディ-・マインド・スピリットを一致させなければなりません。

どうぞ、このことが、特に難治の病にケイシー療法で取り組もうとしている方々にしっかり認識されますように!