エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

関節リウマチの原因と治療法

4年ほど前ですが、悪性関節リウマチを患う中年の男性が、その方の叔父さんに伴われて代々木のケイシーセンターに来られたことがあります。ケイシーセンターは、エレベーターがないので、センターが3階にあると聞いた段階で、階段を登れないと思い、行くのをためらったそうですが、叔父さんに強く説得されてやっとの思いで来られたようでした。階段を上がるのも一苦労で、叔父さんの肩にすがりながら、ゆっくり休み休み上がって来られました。

 

その方の叔父さん自身、長年ある病気で苦しんでおられ、半年位前に、ある方の紹介でセンターに来られたのです。そして私の勧めるケイシー療法を実践したところ大いに回復されました。それでケイシー療法を信頼されるようになり、悪性リウマチで苦しむ甥っ子に、ケイシーセンターに行くよう勧めたのだそうです。

 

件の方は悪性リウマチで仕事にも行けなくなり、休職状態でしたが、あまりに休職が長引くと、そのうち解雇されるのではと心配しておられました。奥さんと子供のおられる方でしたので、余計に心配だったと思います。

 

リウマチについては私もそれまでにも何十人と相談を受けて参りましたが、その方は、関節の変形もなく、見た目にはそれほど悪い状態には見えませんでした。しかし、そこが悪性関節リウマチの特徴で、外見よりも内臓にいろいろ影響が現れているということでした。

ケイシー療法でリウマチに取り組む場合、状態を初期、軽度、中度、重度の4段階くらいに分けて考えますが、私はその方のご様子から軽度の治療法で良さそうに思えましたので、ケイシーの主張するリウマチの原因を説明し、その上で食事療法、毒素排泄法、ピーナツオイルによるオイルマッサージ、エプソムソルトの手浴・足浴など、ケイシー療法によるリウマチ治療でも軽度のものを詳しくお伝えしました。

 

それから2ヶ月後、その方がお一人で階段を楽々と上ってケイシーセンターに来られ、リウマチが急速に改善し、仕事に復帰することが出来たという嬉しいご報告をいただきました。こうしてまたケイシーの情報がその方の上で大きな恵みとなってくれました。

さて、ケイシー療法でリウマチにどのように取り組むかを説明致します。

 

リーディングの主張するリウマチの原因を調べると、多い順に挙げると次のようになります。

排泄不良
血液中の化学成分のアンバランス
同化不良
感染
怪我
カルマ

食生活の偏りがリウマチを招いているケースは非常に多く、新鮮な葉物野菜が少なくて、その一方で肉や炭水化物が多く、豚骨ラーメンやポテトフライ、ハンバーガーなどを好んで食べている方々には、食生活を正すことを実行していただくことになります。

 

しかし、食生活に特に問題がない方でも、症状の重いリウマチを患っている方もおられます。そうすると、過去の感染や怪我などを疑うか、それでも心当たりがなければ、カルマを想定することになります。

 

まあ、ここでは初期から軽度のリウマチの治し方をお話しすることに致します。中度から重度のリウマチの治し方については、ケイシーセンターからレポート(有料)がダウンロード出来るようになっていますので、そちらを入手してください。

https://edgarcayce.jp/?online_purchase&k=pdf

 

まず食生活ですが、

・豚肉の禁食
・油で揚げた物の禁食
・(食卓)塩は控える。塩味を付ける場合は、天然塩、海藻塩、健康塩など、ミネラルの豊富な塩を使う
・牛肉はほどほどにし、獣肉であれば羊(ラム、マトン)、鳥肉(野鳥がベスト)にする
・動物性蛋白質としては獣肉よりシーフードが望ましい
・白パン、ジャガイモ、白米、うどん、パスタの類は極力食べない。その代わりに、全粒小麦のパンや全粒ライ麦パン、発芽玄米、発酵玄米、玄米パンなどにする。玄米が消化できない人は、五分づきなどにする。
・同じ食事で2 種類以上の炭水化物を食べない(たとえば、ご飯とパン、ご飯とトウモロコシ、ご飯と麺類、全粒パンと玄米などの組み合わせを避ける)
・新鮮な葉物の野菜を可能な限り生野菜として食べる(特に、血液を浄化するのが、クレソン、緑の濃いリーフレタス、セロリ、ニンジン、大根)。加熱調理したビーツもしばしば勧められる
・ただし、皮膚疾患のある人は、ナス科の野菜(ナス、トマト、ジャガイモ、パプリカ、ピーマン、唐辛子、胡椒)を食事から排除する
・地下の野菜1 に対して、地上の野菜を3 の割合で食べる
・血液を弱アルカリに保つために、柑橘系の果物を沢山食べる(ただし、柑橘系の果物と炭水化物を同時に食べてはならない)
・新鮮な果物をたくさん食べる。ただし、生のリンゴとバナナ、イチゴは食べない
・糖代謝異常の人は、キクイモを週に数回食べる
・砂糖を多く含む菓子類は食べない(甘い物は蜂蜜や果物にする)
・タバコは極力控える
・アルコール類は極力控える(特に発泡性のものは控える)
・1 日に1.5 リットル程度のきれいな水を飲む

これらの原則を踏まえて、一日の食事の配分をだいたい次のように工夫します。


朝食:柑橘系の果物か、シリアル(ライ麦、全粒小麦、発芽玄米、発酵玄米など)。ただし、柑橘系の果物と炭水化物を同じ食事で食べてはならない(厳禁)。
昼食:緑の葉物の新鮮な野菜をできるだけ生でたくさん食べる。炭水化物は食べないか、食べてもごく少量にする。ゼラチンをときどき加える。
夕食:葉物の野菜に加えて、根菜類を温野菜にしたものを含める。ただし、煮た場合は、煮汁も一緒に食すること。肉類はこの食事で食べる。肉の脂肪は避ける。

 

次に、ピーナッツオイルによるマッサージですが、できればお風呂上がり、あるいは寝る前に30分くらいできると理想的です。ピーナッツオイルとオリーブオイルの混合オイルでも良いです。脊柱と手足、それから症状の出ている患部を特に念入りにマッサージします。オイルは、体が吸収する限りの量を吸収させます。ピーナッツアレルギーのある方はオリーブオイルで代用します。

 

お勧めのピーナッツオイルについてよくご質問をいただきますが、私の一押しはこれです。

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https://www.caycegoods.com/id.Bcare.BDcare.ECMO001.html

この他に、腸内洗浄あるいはヒマシ油温熱パックをときどき行うと良いです。

初期のリウマチであれば、これまで説明した方法で治癒した方々が何人もおられます。

リウマチがさらに進行し、軽度のリウマチになっている場合は、これらの治療法に加えて、エプソム塩(エプソムソルト)を使って患部の毒素排泄を促します。

 

エプソム塩の使い方は、飽和溶液をパックする方法と、飽和溶液に患部を浸ける部分浴と、飽和溶液に全身を浸ける全身浴の3種類あります。軽度の場合は、パックか部分浴で間に合います。

リウマチでエプソム塩を使う場合は、かなり多量に使いますので、私はアマゾンで次のものをよく注文しています。これだと約9キロで3000円ですので、経済的にも楽です。


国産 エプソムソルト シークリスタルス 8.8kg(2.2kgX4)」

エプソム塩パック
リウマチの痛みが手足の関節に限局される場合には、エプソム塩の飽和溶液をタオルやフランネルに含ませてパックにする方法が勧められます。具体的には次のように行います。


1. 洗面器程度の大きさの容器に熱いお湯を入れ、そこにエプソム塩を溶けるだけ溶かして飽和溶液を作る(1 リットルのお湯に対して、エプソム塩2 カップくらい)。
2. 厚手のタオルかフランネルを浸して、エプソム塩溶液を含ませる。
3. 患部にパックを当てる。
4. パックの上にビニールやラップをかけ、その上から電熱パッドを当て、熱い状態を保つ。
5. パックが完全に乾燥してエプソム塩が白く固まるまでその状態を保つ。
6. 患部をお湯で洗い流す。
7. 純粋の(冷圧搾による)ピーナッツオイルを用いて患部を入念にマッサージする。

エプソム塩の部分浴
パックよりももっと簡便な方法が、エプソム塩の部分浴です。手の部分浴であれば洗面器程度の大きさの容器が手頃ですが、足の部分浴の場合は、少し深めの容器が必要です。
足浴専用の容器があれば理想的です。具体的なやり方は次の通りです。
1. 熱いお湯を容器に入れて、そこに半キロ程度のエプソム塩を溶かして飽和溶液を作る。
2. 手(または足)を20 分間、エプソム塩溶液に浸ける。溶液に浸けている間、関節のところを念入りにマッサージする。
3. 途中でお湯の温度が下がってきたなら、熱いお湯を足して、温度を保つようにする。
4. 20 分経ったところで手(または足)をお湯から出し、タオルで水分を拭き取ったなら、今度はピーナッツオイルを用いて患部を入念にマッサージする。

エプソム塩による療法を行う場合は、ピーナッツオイルのマッサージと組み合わせます。

 

部分浴では電気で加温できる足浴用のものを利用されると便利です。私は「らく湯」というものを使っています。今はもう販売していないようなので、かなり高めの温度(42度)くらいまで加温できるフットバスがあるとベターです。そうすると、エプソムソルトの飽和溶液を捨てないで、しばらく同じものを何度も加熱し直して使うことができます。飽和溶液なので、雑菌が繁殖する心配がありません。私なら1ヶ月くらい同じお湯を使っても平気ですね。もちろん、水は適宜に足します。エプソムソルトは少し溶け残りが底に溜まっているくらいにします。

 

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リウマチがさらに進行して関節が変形するなどの中度になると、「アトミダイン」という薬剤を服用して、内分泌腺を整えることが必要になります。

そして、さらに進行して関節の変形がますます進んで重度になると、電気療法を追加することが必要になります。

これらについては、ブログで説明できる範囲を超えてしまいますので、ケイシーセンターから出ている「ケイシー療法で関節リウマチを治す」をダウンロードしていただくか、ヒカルランドから出ている「ケイシー療法のすべて 第3巻」をお読みいただくと良いと思います。

エドガー・ケイシーの情報が祝福となりますように~♪