エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

難治性皮膚炎の「掌蹠膿疱症」が改善する!

これは、今から5年ほど前の、ちょうど映画の基金パーティーで私が全国を回っている時期でした。相次いで二人の方から「ケイシー療法で掌蹠膿疱症が(ほぼ)治った」というお話しをいただきました。

 

その頃、私はまだ「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」なる疾病を知らなかったのですが、お尋ねすると、基本的に手のひらと足の裏にだけ水疱(場合によって膿疱)が一面に現れるという奇妙な皮膚炎で、痛みと痒みで心身が消耗し、さらに水疱が潰れ始めると何も出来なくなる、とても厄介な病気で、この症状が反復的に起きるのだそうです。

 

現代医学には有効な治療法がなく、せいぜい「ビオチン」を服用することで改善する人がいる、というくらいなんだそうです。おそらく、その辺の事情は今もそんなに変わらないのではと思います。

 

さて、私が出会ったそのお二人は、いろいろ治療法を探しているうちにエドガー・ケイシー療法にたどり着き、ケイシーの勧める食事療法や毒素排泄法(ヒマシ油パック、腸内洗浄)などを実行したところ、徐々に改善し、今では仕事も出来る程に回復されたのだそうです。

 

お二人のうち、症状の重かったKさんに、その貴重な体験をケイシーセンターの会報用にまとめていただいたのですが、原稿をいただいて既に数年が経過してしまいました。来年には「ケイシー療法」特集号の会報に掲載する予定ですが、ここでKさんの体験のハイライト部分を抜粋してご紹介したいと思います。

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....もともと肌が弱く、かぶれやすかったのですが、大学生になって大阪に住みだしてからさらにひどくなって行きます。水質の悪さも大きな原因になったと思います。そのうち手の平と足の裏だけに湿疹ができるようになり、お医者様を回るもどなたも原因も治療法もわかりません。結局ステロイドを与えられ、私も一時楽になるのでそれをいつもつけておりました。

あるお医者様にもらって診てもらった時に、「こんなにステロイドを濫用して効かないのなら、あなたはステロイドがきかない身体になっている」と言われたのです。「これが効かないならもう何も効く薬はない」と言われて一番強いステロイド剤の錠剤を飲んでその時は楽になったのですが、ステロイドの影響が怖くなった私はそれから一切にステロイドをやめる決心をしました。それから食事に気を付けて自然療法の薬などを探す日々が始まったのでした。

ステロイドを使わなくなって、いろんなローションや民間療法を試しておりました。テンプルビューティフルさんのネットショップを見つけてからは、ひまし油を購入して湿布をし、カフェコロンでコロンクレンズも定期的にやっておりましたが、よくなったり悪くなったりの繰り返しでした。

今から15年くらい前に、また症状が悪化して、久しぶりに近くの皮膚科を受診した時に「掌蹠膿疱症」と言う名前を教えてもらいました。「新しくわかった病気で、原因も治療法もわからないから一生付き合いなさい」と言うことでした。夜眠れないくらいの痒さと痛みでつらい思いをしていたので、その宣告に涙が出そうになりましたが、病名がわかったのでネットで調べてみたところ、秋田の前橋先生と言う、免疫内科のお医者様で、掌蹠膿疱症をはじめ、アトピーや感染などを独自の治療法で治している方を見つけてさっそく診てもらいに行くことにしました。その先生の治療法はビオチンを絶え間なく摂り続ける、と言う「ビオチン療法」でした。

ビオチン療法を始めて、改善はしますが、完治はせず、仕事で手が離せずに飲み忘れることが多かった私は、また時々悪化することもありました。そこで「腸の免疫疾患である」との前橋先生の説に基づいて、ますます腸を大切にしようと、コロンクレンズを始めたのがこの頃です。ひまし油も頻繁にするようになりました。その後、テンプルビューティフルの光田菜央子さんのブログでナチュラルハイジーンの本と出会い、朝生絞りジュースだけで過ごす、と言うことをし始めた時に、症状が改善し始めました。

 

それがきっかけで、ローフードの本も読み始め、ローフードのレシピやロースイーツを自分で作るようになり、お昼はサラダ、おやつはロースイーツを職場にも用意して行くようになりました。症状はさらに改善していき、身体も軽く、気持ちも前向きに、エネルギーもわいてくる気がしました。同時に自然に味覚や体感覚が変わって、加工品や重いものがあまり食べられなくなっていきます。ナチュラルハイジーンの食事の率がどんどん高くなった時に、ふとしたきっかけでそれまでの仕事を辞めることになりました。これも、食事が変わったおかげで、世界を見る目が変わり、気持ちの変化があったからであろうか、と今は思っています。その時にはローフードを仕事にするとは思っていなかったのですが、ある出会いでローフードをもっとちゃんと勉強しようと講座を受けたことから、資格を取り今の仕事につながっています。

 

 今、まだ慣れない自営業を営む中で、いろんなストレスを抱え、睡眠時間が取れなかったりして症状が悪化することもありますが、「身体を整える食事法」を身につけた気持ちの安心感は以前にはなかったものです。ケイシー療法がきっかけでいただいた、今の食事とのご縁、これからもご縁あって出会う人たちのお役に立てるように、知識とスキルを高めていきたいと思っています。ケイシー療法についてのさらなる勉強ももっときちんとしてみたいと思っています。