エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

顔面麻痺に対するケイシー療法

顔面麻痺についてご質問があったので、ここにケイシー療法による顔面麻痺の治し方を書いておきます。
「顔面麻痺」でリーディングを検索すると、全部で5件ほどヒットします。そのうち1件はライフリーディングです。
これらのリーディングの中から、われわれに役立ちそうな治療法を抽出すると次のような治療法が見出されます。

1.バイオレットレイを当てる

リーディングは次のように述べています。

(問)顔面麻痺を改善するには何か方法がありますか?
(答)指示した成分を正しく使う――誤用してはならない――そして、バイオレットレイの波動を毎日一回、太陽神経叢、腕神経叢、および顔面、頭部、首の第5神経中枢全体にかけて、さらに足から運動中枢を通って足の裏まで加える。 これらによって、第5神経中枢を経由した顔面活動において妨げられているリンパ反応が正常に戻されるだろう。
(M585-1 36才女性)

バイオレットレイを毎日、5分から10分かけて施しますが、興味深いのは、バイオレットレイを症状の出ている顔面に当てるだけではなく、太陽神経叢(胸椎9番前後)、腕神経叢、頭部、頸部(頸椎5番前後)、さらに足から足の裏まで施すように指示されていることです。顔面麻痺を治すのに、足の裏まで電気的な刺激を加えるところが、鍼と似ていますね。

さらに興味深いのは、この人の顔面麻痺の原因として、夫に対する恐怖心が指摘されていることです。しばしば夫に激しい言葉を浴びせられたらしく、夫が恐かった。それが神経を損ない、ついに顔面麻痺という症状になっていた。精神的なところも重要ですね。

この人には、モルヒネを含む成分で錠剤を作って服用することも勧められていました。バイオレットレイはその効果を高める目的であったようです。
なので、バイオレットレイを施すだけで顔面麻痺に効果があるかどうかは不明ですが、試してみる価値はあるとは思います。

2.オリーブオイル+ミルラチンキの混合溶液でマッサージする

神経のトラブルに対してしばしば勧められる「オリーブオイル+ミルラチンキ」ですが、顔面麻痺にも効く可能性があります。リーディングは次のように述べています。

(問)どうすれば、繰り返す顔面麻痺を正すことができますか?
(答)マッサージを施す部位における交感神経系と脳脊髄系を正しく協調させることである――つまり、頭と頚の周りの筋肉と神経の他に、胸椎上部と頸椎全体がそれである。 この人の状態を改善しようと思うなら、これらの指示したことを実行せよ。
(P3395-1 63才女性)

ここでも、顔面だけでなく、首回り、そして胸椎上部まで含めてマッサージする必要があると指摘されています。
オリーブオイル+ミルラチンキの混合溶液は、オリーブオイルを1弛度95度くらいまで加熱して、そこにミルラチンキを加えて撹拌するという作り方をするので、少し手間ですが、慣れればそんなに難しいものではありません。

また、混ぜた直後が一番効くらしく、ケイシーはしばしば「マッサージする直前に作る」よう指示しました。最大でも3日が有効期限です。なので、一度にたくさん作っても無駄にするので、毎回、少量ずつ作るのがお勧めです。私のブログにも、作り方を書いていますから、参考にして下さい。

https://mitsuda3.hatenablog.com/entry/2020/05/08/014231

顔面麻痺用に作るとなると、顔面、首回り、胸椎上部までオイルを浸透させてマッサージするとして、オリーブオイル15ml とミルラチンキ 15ml を混ぜて、トータルで30ml の溶液を作れば十分じゃないかと思います。

ミルラチンキの入手がちょっと難しいのが難点ですが、私はかなり多量に使うので、下記から買っています。

https://www.baldwins.co.uk/baldwins-myrrh-herbal-tincture

ちょっと値段が高いので、ミルラ樹脂を醸造アルコールに溶かして自作することもしばしば行っています。私は自作するのも好きですから。
マッサージで効果を出すには、あらかじめ頸椎と胸椎が調整されていることも重要です。

顔面麻痺で苦しんでおられる方々への福音になりますように。