エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

ケイシー療法による(特に肺がん治療中の)鎮咳去痰(2019年3月24日)

【ケイシー療法による(特に肺がん治療中の)鎮咳去痰】

肺がんによる咳を鎮める方法としては、以下のようなものがリーディングでは勧められています。

1.体力が許せば、戸外に出て新鮮な空気を吸い、日光に当たること(ただし午前11時から午後2時くらいまでの時間帯の日光浴は避ける)。

2.純粋のアップルブランデーの蒸気を吸う。
 理想的には、内側を焦がしたオーク樽に純粋のアップルブランデーを半分弱くらい入れて、その上半分に上がってくる蒸気を毎日数回吸入します。(写真1)
 オーク樽の入手が難しい場合は、適当な容器に純粋のアップルブランデーを半分弱ほど入れて、そこにさらに備長炭のかけらを数個入れます。その上から出る蒸気を毎日数回吸入します。(写真2)(写真5)

3.部屋にユーカリまたはターペンタイン(テレピン油、松精油ともいう:写真6)の蒸気を飛ばして吸入する。
 やり方は、何通りかありますが、マグカップに熱いお湯を注ぎ、そこに、10滴くらいユーカリあるいはターペンタインを入れます。これをベッドの近くにおいておきます。1時間くらいしたら、一度、換気をして新鮮な空気と入れ替えます。
 ベストは、ユーカリとターペンタインの蒸気を1時間くらいの休止期間をもうけながら、1時間ずつ交互に飛ばすと良いです。

4.活性灰(アニメーテッドアッシュ)または炭素灰(フラーレン)を8分の1グレーン(=8ミリグラム)ほど服用して、5分から10分したところで、脇腹か、肺の裏に左右5分ずつ、合計10分ほどバイオレットレイを当てる。

活性灰はテンプルビューティフルに在庫があるかも知れません。

5.バイオレットレイを闘病中の人の近くで15分ほど、放電してオゾンを発生させ、それを吸入させる。これを1日1回くらい行う。バイオレットレイはいろんなタイプがあります。日本製(写真3)はやや高額ですが、アフターケアがしっかりしています。外国製(写真4)は廉価ですが、壊れた時の修理は困難と思います。

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6.体力をつけるためにビーフジュースを作って服用するのも重要です。がん治療は体力が重要です。獣肉や揚げ物はがん治療では禁食ですが、ビーフから作ったエキスであるビーフジュースは大いに勧められています。1日4,5回、毎回小さじ1杯ほどを3分かけてすするように(唾液をよく混ぜながら)摂ります。
ビーフジュースの作り方は、拙著「エドガー・ケイシー療法のすべてーー第2巻(がん治療編)」(ヒカルランド)に書いています。
(特に子牛の)レバーを(本人の口にあう範囲で生に近い状態で)食べるのも有望です。とにかく体力です。

7.血液を浄化するための食事療法として、クレソン、セロリ、レタス、ニンジンをたくさん食べます。昼間はできるだけ生野菜で、夜は温野菜で食べると理想的です。

8.場合によって、タマネギの湿布も有望です。タマネギを細かく刻んだもの(もしくはフードプロセッサーなどで細かくしたもの)を布に厚めに塗って、布に挟んだものを胸骨の辺りから喉にかけて当てます。場合によっては、タマネギのエキスを絞って飲ませるのも効果があるかも知れません。
 また、タマネギを少し焦げるくらいフライパンで炒め、そこにすこしコーンスターチかコーンミールを加えてとろみを付けて、それをリント布などに挟んで同じ場所に当てるのも有効かもしれません。

9.人事を尽くしたならば、主の恵みを祈り求めます。主の栄光が讃えられますように。

肺がんの咳と痰で苦しんでいた少女に与えられたリーディングがありますので、ここに引用します。ご参考になりますように。

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ケイシー:よし、われわれはここに[374]を捉えた。

われわれの見るところ、現時点で状態は相当に深刻である。 生命力と抵抗力が欠乏しており、体内の感染力によって、それも徐々に破壊されつつある。

われわれの見るところ、体を楽にするであろうものを与えることができるかも知れない。 それは、同化吸収を妨げるようなものを与えるだけでバイタリティーを消耗させるよりも良い(いままさに、麻薬性および催眠性のものを投与することでそれが為されている)。 なぜなら、これらのものは――楽にしたり、無感覚にするが――一時的な緩和にもならず、まして、賦活を起こさせるような状態に向けては何も為していないからである。 もちろん、変化の始めには、ある量を投与することが必要であろうが、投与された成分による効果が現れるにつれて、これらは徐々に減らすことができるだろう。

蘇生力を得るための生命力が充分になるならば、徐々に消化吸収がなされ、回復の希望が高まるだろう。

われわれがこの人[374]に見出す状態は次の通りである。

まず、かつて金属的な性質のものを吸入し、それが体内に留まっている。 このピンの周囲に作り出そうとして、それらの部位内に感染力が生じるような状態があった。それは真鍮の性質のものから生じている。

そのために、しばらくある種の痰が出て、身体内の活動は――その初期段階において――結核性のものであったが、これらが肉腫性のものになり――腐敗と排液と――その後には身体系に悪性の性質の影響を及ぼすに至ったのである。

これらが徐々に患部に広がり、そのために血液が呼吸器系を介して充分な酸素を得られなくなっている。そのために、このような活動によって、徐々に体内の蘇生力が落ちてきている。

そこで、われわれはまず、体の生命力を賦活させるために、抵抗力を高めるような治療を行う。

まず、部屋の空気をテレピン油とユーカリプトールで充満させる。 これは、それらを加熱沸騰することで実現するか、それを沸騰している水に垂らことで実現する。その蒸気は、本人が吸入するように、長椅子あるいはベッドの周りに立ち上るようにする。

われわれはまた、この人が飲むものとして、マリン(マレイン/ビロードモウズイカ)をお茶にした成分を与える。これらは飲むお茶と同じくらいの濃さにしたものを作る。 ただし、今の時期は、できれば(生の)マリンの緑の葉から作るべきである。とりわけ、その花や絨毛の部分が良いが、葉の部分が含まれても良い。

また、蘇生力を高めるために、毎日8分の1グレーンの活性灰または炭素灰を内服することを勧める。

灰を服用したなら、その後でバイオレットレイを当てるべきである。 特に、背骨や体の前面よりも、体側に当てると良いだろう。 わきの下から両側の体側に沿って、肺の上と呼吸器系にかけて当てる。 というのも、これは体内で酸素を放出する能力を高めるものであるからだ。

また、バイオレットレイを直接体に当てずに通電させて、充分なオゾンを発生させるのも良い。毎晩、治療時に、このようにして発生させたオゾンを吸入させるのである。 これらも役に立つだろう。

食事では、消化しやすいものを食べること。 さらに望ましいのは、この人が消化吸収できる限りのビーフジュースを与えることである。 肉そのものは一切与えないが、ビーフジュースを30分から45分置きにすすると良い。 そうすれば体力が付く。

質問を受け付ける。

(問)テレピン油とユーカリ油はどのような濃度で使うべきですか?
(答)ある時、つまり、ある容器――ヤカンのようなものか、広口の容器――に1クォート(約1リットル)の湯を用意し、そこにテレピン油を5滴から15滴入れる。 別の容器には(一緒にしない)、10滴から20滴のユーカリ油を入れる。

(問)これらの容器は部屋に同時に入れておくべきですか?
(答)必ずしもその必要はないが、一緒に入れてもかまわない。 空気をそれらの蒸気で充満させるのである。 指示したように、テレピン油よりもユーカリ油の方を使用することになる。 両方を同時に部屋に入れても害にはならないが、交互に入れる方が良いだろう。

(問)マリン茶は一度にどの程度の量を与えるべきですか? またその頻度は?
(答)水を飲ませるときにはいつもマリン茶を与える。 一度にほんの少しすするのである。

(問)現在使っている光線は、カーボンアッシュ(炭素灰)と一緒に使うのに充分ですか?
(答)これは異なる性質のものである。 これはむしろ太陽光線のようなものであり、カーボンアッシュそのものと一緒に使うには充分だろう。 しかし、バイオレットレイはより高電圧のものであり、その電気的力は直接に体に入って行く。使用中の光線はむしろ反射による作用である。よろしいかな? また、これは、この人の周囲の空気中に有効な作用を持つオゾン、つまり遊離した酸素と水素を生産することがない。これはこは身体組織に対して効果があり、吸い込むことが良いが、それが作り出されない。 また、使用している光線は、灰に対して、バイオレットレイほど直接には作用しない。

(問)一度にバイオレットレイはどれくらいの時間当てる必要がありますか?
(答)体そのものに対しては、一方の側に2分から5分である。すなわち、トータルで10分である。よろしいかな? そして、空気を浄化するために(つまり吸い込むために)、15分から20分ほど放電する。これはもちろん、体にはまったく当てない。しかし部屋に充満するように――あるいはこの人の周囲に――できるだけ行う。よろしいかな? もちろん、現在の状態では、できるだけ多くの酸素を取り込むことが望ましい。 それ故、この人の周囲をそのような方法で保つのである。 しかし、この人の周囲で放電したことによって生成されるものは、この人によって吸入されるようにすること。 もちろん、この人をシーツやカバーで覆って空気を密閉する必要はない。 しかし部屋で放電することで、この人の周囲にそのヒュームが漂うようにするのである。

(問)必要な治療はどこで受けることができますか?
(答)実行に要求されることはほとんどない。ほんのわずかなことだ。

(問)期待する治療効果が得られるまでに、どれくらい時間がかかりますか?
(答)5日か7日すれば、治療が有効か、それともまったく効果がないか、わかるだろう。

(問)他の鎮痛剤はどのように減らして行けば良いですか? また、どれくらいの量を減らしますか?
(答)必要に応じてである。体にあまり大きな痛みがないようにする。よろしいかな?

(問)彼女に回復の見込みがありますか?
(答)これは、もちろん、身体の反応に依ることだ。

(問)この人はかつて、何かのピンを吸い込んだことがあるということですか?
(答)真鍮のピンだ。2年半前のことだ。

(問)そのピンはいまどの辺りにありますか?
(答)よいタイミングで調べれば、エックス線写真で肺にあることがわかるだろう。

(問)体力が充分回復したなら、この人は手術によってそのピンを取り除くべきですか?
(答)そのほとんどは吸収されている。 よろしいかな、大半は吸収されている。

(問)この人は同じ頃に25セント硬貨を飲み込んだのでしょうか?
(答)現時点で、われわれは体内にそのようなものを見出さない。 指示したことを実行せよ。 そして10日したなら――そして、それを正当化するような動きがあれば――この先、どのようにすべきかのさらなる指示を与えることにしよう。 現時点では指示したことを実行することだ。

これで終わる。
(374-1)

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内側を焼き焦がしたオーク樽と、アップルブランデー

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ドレッシングボトルに備長炭を入れた、超簡易型アップルブランデー療法

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ガラス製のボトルに、ニッカのVSOP(白)

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バイオレットレイ(日本製)

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廉価なバイオレットレイ(外国製)

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ターペンタイン(松精油)左は松ヤニから作ったちょっと高級なガム・ターペンタイン