エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

全身性エリテマトーデス(SLE)のリーディング(2016年6月14日)

【全身性エリテマトーデス(SLE)のリーディング】

全身性エリテマトーデスは、日本に6万から10万人の患者がいると推計される疾病で、現代医学においては原因不明で確実な治療法のない難病とされます。

エドガー・ケイシーのリーディングの中に、1件だけ、この全身性エリテマトーデス(SLE)を扱ったものがあります。

当時43才であったこの女性は、リーディングのアドバイスに基づいて治療を行った結果、相当に改善されたようです。

また、このリーディングをもとに、ニューヨークにあったハロルド・ライリークリニックにおいてSLEの患者を治癒に導き、そのことが1968年に報告されています。さらに、1975年には、アリゾナ州にあったA.R.E.クリニックでも、このリーディングをもとにSLE患者の治癒に成功したという報告が出されています。

ご縁ある方のご参考になればと思い、ここにそのリーディングの翻訳(全訳)を掲載いたします。リーディングの言葉は複雑で難しく聞こえるかもしれませんが、じっくり読むと意味が分かってきます。

体内浄化に励みつつ、心を神に向かって充実させることが治癒の要であることが了解されると思います。

主の祝福が豊かに注がれますように。

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ケイシー:よろしい、われわれは[5288]を捉えた。

われわれはそれらの状態、つまり、この人の肉体諸力の障害を捉えた。 (それらの障害では)体の排泄経路の間の協調が壊れており、呼吸器系あるいは発汗系あるいは腎臓を通して排泄されるべき毒素や、排泄中枢に向かう脳脊髄系神経とリンパ循環の間の協調が樹立されているところの諸中枢を通して排泄されるべき毒素が、斑点として、あるいは体の排出活動に示されている。

腰椎と仙骨、胸椎9番、腕中枢、頸椎3番にそれらの状態が示されており、そのために、神経の反射として、皮下に体液が蓄積しているところでは、それらの毒素が水疱や斑紋や斑点の形で現れ、それらが壊れると、それらが触れるどんなところでも、ひどい炎症をそれらの部位に作ることになる。

吐き気や頭痛、衰弱、消化不良、排泄不良が生じる時期があるが、これらの症状はいずれも、不協調のために体の各部分が、中枢神経と血液供給の諸器官に大きな負担を与えていることを示している。

時には、炎症や咳の傾向がある。 また時には、感覚器官に不調があり、めまいや、物がぼやけて見えたり、音がはっきり聞こえなかったり、うなるような音、不快感、鼓膜への圧迫を感じることがある。 全身におよぶ諸活動が示されている。

(これらの症状の)原因は、いわば、油脂による詰まりであり、脳脊髄系に関連する排泄循環から来ている。 それ故、われわれの見るところ、現時点でいくらかの改善と体力の回復が見られ、また全身の炎症状態からの高熱は徐々に少なくなっているが、いまだに、満足のいく状態からはほど遠い。

われわれは、胆のうを空にし、体のエネルギーと腎臓の中心的な諸力がより良く活動するように刺激するために、正弦波または短波長の電気装置を当てることにする。 これを週に1回程度使用すること。

週に2回ほど、オステオパシー的に体をリラックスさせる穏やかなマッサージを受けること。

小さじ半分のビスマス乳に、3滴から5滴の乳酸化ペプシンエキスを入れたものを、グラスに半分から4分の3の水に混ぜて内服する。 これを1日に1回飲む。

これを1日か2日実行した後で、適切な排泄が不足するような傾向があらわれたなら、食事療法に加えて、高位腸内洗浄を行うこと。

われわれの見るところ、これらを実行するならば回復への見込みがもっと良くなるだろう。 というのも、この人の精神的態度が重要であるからだ。 不安から自分を守るために心にバリアを張ろうとしてはならない。 そうではなくて、真理があることを認識し、体をもっと良くするために自分が従わなければならない状態があること、そして、より良い状態をもたらすための治療法があることを認識すべきである。

それを実行せよ。

質問を受け付ける。

(問)オステオパスに伝えるべき、何か特別な指示がありますか?
(答)これらはリラックスさせるようなものにする。 機械的施術、機械的治療によって指摘されてきたものを刺激するようなことをしてはならない。治療を行う者が、指摘された部位の働きを刺激するようなことをしてはならない。よろしいかな?

(問)この病気は、私を他の病気に罹りやすくする可能性がありますか?
(答)いわば腺のコントロールに障害が生じるならば、肉体の機能のみならず、臓器そのものに多くの疾病をもたらす可能性がある。しかし、自分だけでなく他の人々に対しても助けになろうとする積極的な態度を保つことだ。

このリーディングをこれで終わる。