エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

重度のアルツハイマー型認知症にはウエットセル装置による治療(2014年9月19日)

アルツハイマー型を含む認知症の治療でケイシーがもう一つ考案した装置が写真のウエットセル装置(湿電池)と呼ばれるものです。硫酸銅を溶かした溶液に銅とニッケルの電極を浸し、わずかな(0.5ボルト程度の)電圧を発生させ、その電流を別の溶液(通常は塩化金か硝酸銀)を通過させて波動を上乗せして体に送り込みます。これを陽極は背骨の特定部位(神経叢のある頸椎2~3番、胸椎9番、腰椎4番のいずれか)に装着し、陰極は乳び管叢とケイシーが呼んだ臍から数センチ右上の部位に装着します。これを毎日30分ほど実行し、その後で、ただちにピーナッツオイルを使ったやや特殊なオイルマッサージを施します。
インピーダンス装置が認知症の初期に勧められたのに対し、ウエットセル装置は認知症がかなり進んだケースで勧められました。
ケイシーはこの装置を使えば、脳の再生を促すことができると主張し、実際、忍耐強く、信仰をもってこれを数ヶ月実行すると、効果が現れます。
ただし、ケイシーの言い方でいうなら「脳の軟化」が始まってしまった場合は、この装置でも再生は困難となります。
ケイシーの主張によれば、ほとんどの神経系の疾病は、神経そのものにトラブルが発生しているわけではなく、神経の機能維持に必要な成分を分泌腺が合成しなくなったためであるとし、神経の賦活に必要な成分を産生する分泌腺を、この電気波動装置で刺激し、それによって神経の働きを回復させました。将来の医学が、神経系の疾病について、そういう視点で研究をするなら、きっとそのことが立証されるだろうと私は信じております。
そして分泌腺は心の状態にとても敏感に反応するために、意識を高める努力を同時並行で行わなければ、この治療法は効果を発揮しないとも主張します。この辺りが、この治療法の難しいところでもあり、現代医学がなかなか原因を捉えきれない理由にもなっていると思います。
しかしながら、この装置によって、ケイシーの時代にも、また今日においても、さまざまな神経疾患が回復しているので、ケイシーの主張はいずれ証明されるだろうと私は信じています。

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