エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

全身性強皮症(Systemic sclerosis:SSc)に対するケイシー療法

「強皮症」という索引のついているリーディングは6人の依頼者に対して全部で40件ほどあります。全員女性です。これら6人が「全身性強皮症」であるかどうかは、現時点で確認はできませんが、残されている記録とケイシーの与えた治療法から考えて、全身性強皮症のケースと考えるのが妥当と思います。
全身性強皮症の治癒プロセスに関しては、『ケイシーヒーリングの秘密』(たま出版)の第1章に、実際に、リーディングによって全身性強皮症を治癒させた女性の記録が記載されていますので、まずは、そちらを読まれると良いです。同書には、他にもさまざまな難病を治癒させたケースが記載されています。
リーディングが全身性強皮症をどのように診断し、治療法を与えたか簡潔にまとめると次のようになります。

《原因》

現代医学はこの疾病を原因不明の難病としていますが、リーディングは、分泌腺の機能低下が発端で、そこから次のような状態が連鎖した結果と見ています。
甲状腺、副腎、肝臓などの分泌腺の機能が低下 → 皮膚への栄養供給が阻害される → リンパの流れが阻害される → 神経が損耗する → 内臓の損傷を招く
そもそもの分泌腺の機能を低下させた原因を遡って調べると、感染や怪我、疲労など、体力を消耗させるさまざまな要因が寄与していることがわかります。

《治療法》

さまざまな原因が連鎖して強皮症となっているために、強皮症を治癒させるには、ケイシー療法のCARE をうまく組み合わせ、身体機能が全体的に向上するよう、CARE を螺旋的に改善して行くことが求められます。

食事療法
強皮症の食事療法でケイシーが特に強調したのは、デンプン質を極力排除することです。なので、白米やうどん、小麦粉のパンやパスタの類いは食事から排除します。
穀物としては、全粒パンや玄米等にします。(消化力が弱い方は、五分づき米やライ麦パンの方が良いです。)
また、ビーフジュースが大いに勧められます。

ヒマシ油温熱パック+オイルマッサージ+腸内洗浄
強皮症の治療においては、ヒマシ油温熱パックはきわめて重要で、中心的な治療法になります。
通常は、週に3 日連続で、1 日1 時間ほど行いますが、強皮症の治療では、3 日間連続でヒマシ油パックを2 時間から3 時間ほど施します。このサイクルを毎週繰り返します。
症状が進行している人は、ヒマシ油パックの前に、ヒマシ油パックを施す部位(右脇腹)を薄い重曹水で拭いてきれいにしておきます。
ヒマシ油パックが終わったなら、体に付着しているヒマシ油を薄い重曹水で拭き取り、さらに、ヒマシ油パックを施していた部位を、ピーナッツオイル(またはピーナッツオイルとオリーブオイルの混合オイル)でマッサージします。オイルマッサージは、ヒマシ油を拭き取ってすぐに施しても良いですし、お風呂上がりにオイルマッサージを施すのでも良いです。
また、線維化が進んで硬くなっている患部に、直接ヒマシ油温熱パックを施すこともとても有望です。この場合も、2 時間程度施し、終わったら、薄い重曹水で拭き取ります。重症の場合は、ヒマシ油温熱パックを患部に2,3 時間施し、同じくらいの時間の休止時間をもうけたなら、再びヒマシ油温湿布を施すということを繰り返します。

また、線維化が進んでいる患部には、オリーブオイルを擦り込んでおくことも有望です。オリーブオイルは、皮膚への栄養補給になります。
また、度数20 度程度の醸造アルコールを体に擦り込むことで、リンパの流れを改善することができます。
腸内洗浄は、月に1 回から2 回程度、必要に応じて施します。とくに、オステオパシーなどの整体を行うと、体が治るプロセスで多量の老廃物を排出するために、腸内洗浄は必須です。

ウエットセル
相当に症状の進行しているケースでは、ウエットセル装置によって体に電気的な波動を送り込みます。この時に使用される薬効成分としては、アトミダイン、樟脳精、塩化金が考えられます。
アトミダインは内分泌腺を整えるために、樟脳精は損耗した組織を修復するために、塩化金は神経細胞を賦活するために使用します。
実際に、ウエットセルを必要とするようなケースは、装置の扱い方がいろいろ大変なので、ここで詳しく書くことが出来ません。
まずは『エドガー・ケイシー療法のすべて』の第3巻と第4巻を読んで頂くのが良いです。
エドガー・ケイシーの情報が多くの方々の福音となりますように。