エドガー・ケイシー探究記

エドガー・ケイシー研究者 光田 秀が伝えたいこと

てんかんの治し方

てんかんも、今日の医学が適切に治癒できない疾病の一つです。

これは、現代医学がてんかんの原因を脳に求め、脳にアプローチしててんかんを治そうとしていることに原因があります。8割くらいの人は、脳内の爆発的な電気信号の発生を薬剤で抑えることが可能だそうですが、それでも生涯にわたって抗てんかん薬を飲み続けなければならず、根本的な治癒には至りません。しかも薬剤の影響で、脳の働きは低下を被ります。そして薬で抑えられたにしても、車の免許や就職などにおいて、さまざまなハンディを負うことになります。

私も、人が、てんかんの大発作を起こして倒れるのを間近で数回目撃したことがあります。白目を剥いて、口からは泡を吹き、体を硬直させて痙攣している様には、ほんとうに肝を冷やします。

エドガー・ケイシーは、約100人のてんかん患者に対して250件を超えるリーディングを与えました。これらのリーディングを調べると、われわれはてんかんという疾病の原因や治療法に関して、現代医学とは大きく異なる、クリアな視点を得ることが出来ます。

私は今から7年前の2013年に、ケイシー療法によるてんかんの治療法についてレポートをまとめ発表致しました。これは有料ですが、ケイシーセンターのHPからダウンロード可能になっていますので、治療法の詳細について必要な方は、そちらをダウンロードしてくださいませ。

https://edgarcayce.jp/?online_purchase&k=pdf

このレポートを基にてんかんの治療に取り組まれた方で、一回の施術でてんかんを治癒された方も何人かおられますし、継続的に取り組んで治癒させた方々はさらに多くおられます。

ここではてんかんの原因と治療法の概要をお知らせ致します。

原因:

リーディングを調べて見ると、てんかんの原因が脳にあるとされた人は、交通事故で頭部に外傷を負った人や、脳腫瘍や脳出血で脳内に器質的なトラブルのある人に限られています。ほとんどの人は、脳以外に原因があるとされました。

もっとも頻繁に指摘された原因は、脊柱のズレと乳び管の癒着です。これがてんかんの二大原因であると言えます。これに続いて指摘された原因は、過去生からのカルマと憑依霊の影響です。こちらになると、現代医学はまったく無力です。カルマと憑依霊の影響については、前述のレポートを参考にしてください。

背骨にズレがあると、そこから松果体に向けて、ノイズのようなインパルスが常時送られてしまい、ついに松果体が異常な働きをするようになり、てんかんになります。乳び管の癒着も同様で、食事内容に反応してノイズのようなインパルスが松果体に送られ、松果体の異常反応を引き起こし、てんかんを起こします。これがリーディングの解明する、てんかんの発症機序です。

さて、背骨のズレですが、どこのズレが問題になるかというと、頸椎の1番、2番、3番か、あるいは仙骨・尾骨が圧倒的です。つまり、背骨の両端のどちらかにズレが生じているとてんかんを引き起こしやすいと言えます。

そして、これらの椎骨のズレを生じさせた原因ですが、驚くべきことに、大半の人が、出産時のショックを指摘されています。逆子で生まれたり、鉗子分娩などのために、椎骨に強い負荷がかかり、それが10年以上経過して(多くは14才から22,3才くらいの間)にてんかんという形で発症するわけです。もちろん、正常分娩であっても、背骨を歪ませる可能性はあります。

また、スポーツをしたり、落下したり、ころんだりして背骨を痛めて、それが後にてんかんの原因になることがあります。特に首と尾骨の強打には注意が必要です。

なので、まずは背骨(特に頸椎の上部と背骨の末端)のチェックをすることはとても重要です。

もう一つの大きな原因である「乳び管の癒着」ですが、ほとんどの場合、十二指腸から空腸にかけての乳び管がさまざまな理由で癒着し、消化されたものを吸収できない状態になっていると、これがてんかんの原因になり得ます。

乳び管の癒着が原因になっているてんかんは比較的当たりをつけることができます。それは、食事(特に、脂っこい食事や、甘い物、糖質の多い食事)の後で、30分前後でてんかんの発作を起こすことが多いです。なので、食事後にてんかんを起こすことが多い場合は、乳び管の癒着を想定します。

治療法:

まず、頸椎あるいは仙骨・尾骨のズレが原因になっている場合は、オステオパシーやカイロプラクティックなどの整体院にかよって、これらの部位を調整してもらう必要があります。

てんかんを患っていた女子高生が、尾骨を一回調整してもらっただけで、劇的にてんかんを治癒したケースを私も目撃しました。治療後1ヶ月ほどして彼女のお母様から連絡をいただきましたが、お母様曰く「1日数回てんかんの発作を起こしていた娘が、治療してから1ヶ月になりますが、その間に1回しか発作を起こしていません。しかも軽い発作でした」と嬉しい報告をいただきました。主の御名を讃えます。

乳び管の癒着に原因がある場合は、ヒマシ油パックとオイルマッサージの組み合わせで取り組みます。

やり方は、週に3日連続で(または5日連続で)、右脇腹の肝臓から十二指腸をおおう領域にヒマシ油パックを施します。この場合、火傷しない範囲で、本人が耐えられる限り、できるだけ熱くして施します。大人であれば時間も1時間半くらい施します。乳幼児の場合は30分くらいで止めます。

そして、ヒマシ油パックが終わって、薄い重曹水でヒマシ油を拭き取ったならば、そこにオイルマッサージを施します。使うオイルは、乳児であればココアバターを、幼児であればオリーブオイルを、学童児であればオリーブオイルとミルラチンキを混合したもので、大人であれば(ピーナッツアレルギーがない限り)オリーブオイルとピーナッツオイルを半々に混ぜたものか、ピーナッツオイル単体で行います。

やり方は、十二指腸の乳び管の癒着を解くイメージで、すこし指先をめり込ませるような感じで、円を描くようにマッサージします。時間にして30分くらい根気よくマッサージします。

このようなヒマシ油パックを3週間行い、4週目は完全に休みます。これを3ヶ月くらいやってみます。これでまったく効果がなければ、乳び管の癒着とは別の原因のてんかんかも知れません。別の原因にアプローチする必要があります。

その他に出来ること:

夜、寝ている間にてんかんの発作を起こす人に対して、ケイシーは、夜寝る前に岩塩のような小さな塩の塊を口の中に入れておくように指示しています。塩が溶けることで伝導度が高まり、不要な電気を逃がすのだろうと思います。

もう一つ、てんかんの発作前に予兆を感じられる人の場合は、てんかんの発作が起きそうになったら、ただちに後頭部に氷のかけらを押し当てて、後頭部を急冷することを勧めています。これでてんかんの発作が回避されたり、発作が軽く済むようになります。

35才以下の人であれば、「パッションフラワー」のハーブティーも有効とされます。ただし、抗てんかん薬とは効果が衝突しますので、それを実際に使用されるかどうかは、それぞれの責任において行ってください。(写真はパッションフラワーの花です。和名は、時計草です。)

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以上、ケイシー療法によるてんかんの治療法の概要を説明しました。

てんかんの発作が起きるようになって、1,2年くらいの間に、これらの治療を施すと卓効を著します。しかし、発症してからの年数が長くなるにつれて、これらの治療法では間に合わなくなり、そうなると、ケイシーの電気療法が追加されることになります。

てんかんで苦しむ方々にとって福音となりますように。