【小児麻痺（ポリオ）の後遺症に対するケイシー療法】
先日、小児麻痺の後遺症で苦しんで居られる方から、ケイシー療法で何か方法がないかお問い合わせがありました。
ケイシー療法で小児麻痺の後遺症に取り組む場合、神経系に影響が出ている場合はウエットセルという電気療法を行う必要がありますが、神経系には影響がなく、後遺症が筋骨格系の歪みだけの場合は、肉体面についてはサプリメントとオイルマッサージが主な治療法になります。
また、ほとんどの小児麻痺はカルマが関わっているために、信仰によって心を清め、カルマから恩寵に向かうことがとても大切なことになります。「カルマから恩寵」映画の中でも監督が強く取り上げておられましたね。
具体的なリーディングを1件ご紹介致します。この方は47才の男性ですが、子供の時に小児麻痺に罹り、その後遺症に苦しんでおられました。神経への影響は少なかったのでしょう、ウエットセルは指示されませんでした。
ケイシーは、治療には1年から2年くらいかかるが、肉体的にも精神的にも大いに変化があるだろうと、治癒の見込みがあることを保証してくれました。
どなたかの、お役に立ちますように。
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ガートルード：あなたはこれからこの人の体を注意深く徹底的に調べ、現時点であなたが見出す状態を私に知らせます。現在の状態をもたらしている原因を述べ、この人を助け治癒をもたらすアドバイスを与えます。私が行う質問にあなたは答えます。
ケイシー：よろしい、われわれはここに[5224]を捉えた。
われわれの見るところ、この人の良好な肉体機能を妨げている障害が存在する。 これらはかなり複雑な性質のもので、いくつかの障害はきわめて長期に存在していたために体質的なものになっている。 しかしながら、これらの障害は、現時点であっても、かなりの程度助けることができるだろう。 それには忍耐と辛抱が求められ、必要な変化をもたらすためにいくつかの活動を変更する必要があるために、時には考慮すべきものになるが、忍耐と辛抱と信仰があれば、多くの変化をこの体にもたらすことができるだろう。
特定の、あるいは急性の障害については、しばらく前から、結腸部位に蓄積が生じている。 これらは、体質的な障害や構造部分の障害には直接には関連していないし、またこの人の運動や活動に対する影響とも直接には関係がないが、しかしながら、現時点において、この人の活動によって影響を受けているのである。 われわれの見るところ、これらは横行結腸と下行結腸に多血状態あるいは肥大化を生じている。 これらが、心臓の活動を歪ませ、反射する部位に圧迫を生じている。 心臓に器質的な障害があるわけではないが、これが、このような圧迫のために、心臓の循環あるいは圧に異常が生じており、全体の反応の一部として貧血を生じている。 これが悪化するものを作り出しているが、何もせずにそのまま続けることをしない限り、これがこの人を障害することはないはずである。
病そのものが体の諸器官と関係しているように、この人の精神的態度は、もちろん、体の全体的な状態と大きく関わっている。
そのため、これらの障害を改善し、あるいは助けるための治療法を考えるにあたり、これらすべてを考慮に入れる必要がある。 まず汝が何を信じているか自覚することだ。 これは霊的な意味であり、またあなたの内にあり、あなたと共にあり、あなたを通して働くところの源であり、活動についてである。 もしそれが理想（ideal）であるならば、それに依り頼むことができることを自覚せよ。 もしそれが単なる考え（idea）であるなら、それは環境や状況や活動によって変えられるものである。
そこで、治療としてはまず、少なくとも2回ほど腸内洗浄を行う。 腸内洗浄は3週間から4週間ほど間隔をあけて行い、そして、必ずしもオステオパシー的に行う必要はないが、できればオステオパシー的なマッサージを5回か6回ほど行う。
これによって、結腸の障害と、全体的な同化吸収の障害を正すことができるはずである。
体の機能のために、体の消化のために、体に必要な生命エネルギーを補充するために、強壮剤の形でカルダックを摂ることだ。 この人の場合、できればオレンジジュースか牛乳に入れて飲むと良い。 ただし、オレンジジュースは少なくともグラスの3分の2をオレンジジュースにして、残りを水にする。 まず熱いお湯にカルダックを溶かし、そこにオレンジジュースを入れてグラス一杯にする。 これを毎日飲むのである。 これによって、排泄が改善し、体力が増し、結腸の多血傾向が軽減し、良好な排泄が増え、循環全体にわたって状態が改善するだろう。
体に対するカルマ的な反応によって体質の一部になっていた手足の全体的な状態については、次のように対処する。 カルマは理想において対面することができる。そして、法則として、刑罰としての法則から、恩寵と慈悲の法則に変えることができる。 しかし、これはあなたが、自慢や拍手喝采によってではなく、日々の生き方によって示し、現さなければならない。
そうしたなら、毎日、寝る直前に、電気駆動式のバイブレーターでバイブレーションによるマッサージを念入りに行うことだ。これで臀部と背中にかけて、頭の基底部からつま先まで、カップ型のアプリケータを装着して行う。これを少なくとも30分行うこと。
そうしたなら、体が吸収する限りのピーナツオイルを使って、体と手足にマッサージすること。 時間をかけてマッサージを行い、余分のオイルは薄い重曹水で拭き取ることだ。
これを実行したならば、1年か2年するうちに、肉体の能力という点でも大いに違ってくるであろうし、人生に対する精神的な姿勢も大いに変化するだろう。
質問を受け付ける。
（問）マッサージはどこに施す必要がありますか？
（答）頸椎1番から始めて、足のつま先まで、全身にわたって行う。 体が吸収できる限りのオイルを用いながら、円を描くような手技で、手足にも施す必要がある。
このリーディングをこれで終わる。
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このリーディングで勧められているカルダックは、ビタミンB群に鉄分を加えたサプリメントで、貧血などのケースでよく勧められました。今日のいろんなサプリメントで代用可能です。
ピーナツオイルはスーパーなどでは品位の高いものがありませんが、テンプルから品質にこだわったピーナツオイルが出てます。
